カラオケクラブでは去る12月9日(金)に、三芳町藤久保公民館主催の「高齢者大学お楽しみ会」に招待され約20分間の演技を披露しました。コロナ禍の中2年以上も高齢者施設等への慰問が出来なくなり、クラブとしての目標がない状態が続いていましたが、今年の10月にカラオケクラブの一員でもある前島さんからの招請で、発表の舞台がやっと実現しました。クラブ員の気持ちが高まったことは言うまでもありません。
また、今回の発表を行ったことによりカラオケクラブの団結が一層強まったように感じました。これは今後のクラブ活動にとっても大きな財産です
発表内容については、2年前にコロナ流行の影響で中止となった県連協の芸能祭で発表する予定だった「男と女の歌物語」を軸に企画しました。本番まで練習時間の少ない中で懸命に練習をして発表当日を迎えました。
「お楽しみ会」では最後の演目となった発表の内容は、
①「男はつらいよ」寅さんのものまね(石井敏雄)
② フラダンス 中島みゆきの「糸」(市野千恵子)
- 企画担当・司会:前島
- トップで登場 寅さん、待ってました!
- フラダンス 中島みゆきの「糸」:市野
③「男と女の歌物語」 あらすじは次の通りです。
幼馴染である「ひろしとみゆき」の二人の高校時代の思い
出を「高校三年生」の曲で歌い、次に燃えるような恋の情景
を「恋の季節」の歌でリズミカルに表現します。さらに二人
の恋が実り結婚する様子を「瀬戸の花嫁」の歌で祝います。
- 「高校三年生」ひろし:石井 みゆき:大河内の迷?コンビ
- 「恋の季節」ピンキー:市野 キラーズ:有住、貴志、前島
- 「瀬戸の花嫁」花嫁:大西 父:前島 母:大河原 弟:神田
やがてひろしに愛人が出来「3年目の浮気」の歌で二人の危
機が、その後歳を重ねた二人の支え合う仲を「二輪草」の歌
で表現します。最後に高齢者となった二人は孫にも恵まれ 「百歳音頭」を皆で踊ってフィナーレとなります。
- 「3年目の浮気」ひろし:有住 みゆき:市野
- 「二輪草」ひろし:足立 みゆき:佐野
- 「百歳音頭」歳を忘れて踊ろうじゃないか!
今回の長い歌物語(ミュージカル全6幕)を演じ切った部員の感想を以下に紹介します。
(市野千恵子)練習を重ねてだんだん楽しくなり、当日はお客様が居る事で尚更楽しさが増して、良いパフォーマンスができました。
(有住高雄)お客様から笑いが出たり手拍子があったりで、喜び楽しんで頂けたことを感じました。自分なりには、しっかり練習して臨んだつもりでしたが、歌詞を度忘れするなど失敗ばかりでした。
(神田悦子)選曲がとても良く、それぞれの曲が物語の流れに合っていたと思います。また会場の方たちも私たちと同じ年代の方が多く、誰もが口ずさむ事が出来てとてもよかった思います。
(佐野稔子)何かと制約の多い中でのイベントで、久しぶりに 皆さんの前で 歌わせていただき感謝しております。練習不足でしたが、仲間の人達とひとつの目的に向かって 力を合わせることの大切さや楽しさを味わいました。
(足立弘)反省点はあったものの、応援に歌を唄って下さったり、手拍子をいただいたり、聞き手の参加が喜んで頂けてると感じられました。成果発表会は、歌としての完成度を求めてじっくり聞かせることを目指し、ボランティア活動などは、一緒に歌ったり笑いの要素を加味したりと構成を変えると良いと感じました。私の反省は準備・練習不足で、佐野さんとのデュエット練習にもう少し時間が欲しかった。また歌いやすいアレンジを選択するのも大切かと思いました。
(貴志基昭)ここ何年か発表の機会がなかったので良い刺激になったと感じます。当日の音響とリハーサルは、担当の方も初めてなので実施しておけば良かったと思います。出演する事で色々な課題が見えた事、そして当日のお客様が楽しんでおられた事は大変良かったと思います。
(前島賢司)私の地元の高齢大学お楽しみ会に、遠路より沢山の方に、ご参加いただき、皆さんに感謝申し上げます。また、機材、時間配分では、皆さんにご迷惑をおかけしました。私の企画案で実施することが出来ましたが、終わってみるとアッという間、でもやりきった感はありました。観客の反応も、上々でした。見せる舞台は大変でしたが、ワンチームでしっかり出来たことは会の財産になります。今後も、機会を作って実施していきたいです。
(大河原美恵)歌詞を覚えることも身体を機敏に動かす事にも年齢を感じていると言うのに、学生服やドレスに身を包み男女で手を繋ぎ、大きな声で歌を唄っている私達。お互いの姿を見て笑いあって「でもいいよねー楽しいんだから、こんな事やっていられるんだから幸せだよねー」と。会場の皆様が一緒になって手をたたいて歌を口ずさんで下さっていた事も忘れられません。
<かわせみの会 初舞台>
(大河内弘子)歌のストーリーからハッピーエンドで終わり、百歳音頭を踊ってとても良い構成です。歌は思う様に歌えなかったものの、これもお愛想と思って楽しんで頂いたと思います。今回は歌の前のナレーションが大事なこともわかりました。練習不足もありましたがとても楽しい時間、この体験は勉強になりました。
(大西幸子)久しぶりの発表会で緊張しましたが、みんなと一緒で楽しかったです。練習時間が少なく未消化のままで舞台に上がることになったのは、残念です。次回また機会がありましたら、十分な練習時間と見て下さる方も参加出来、一緒に楽しめる舞台を作り上げていければいいかなーと思いました。
<発表会欠席者(クラブ活動について)>
(大澤一雄)発表会、無事に楽しく終わったようですね。いろいろとご苦労様でした。クラブを継続してよかった点は、新曲を次々歌うことにより、脳の活性化に繋がること。心を許せる友達の輪が増えたこと。コロナが収束し、カラオケ屋で早く皆で思い切り歌いたいです。
(関本優子)声を出して歌う機会が、あまりないのでこの会で声を出し、おしゃべりをしてすっきりして帰宅します。嚥下障害の予防にもなっています。
(城智和子)何歳になっても勇気を持って夢や目標、可能性にチャレンジして、今回参加した11名の皆さんは「ひろしとみゆきの歌物語」の舞台を終え、拍手喝采を受け高齢期の意義をみいだしたのでは?私自身は今後の人生を考える貴重な機会になりました。
(石井敏雄)最後に私自身の感想をもって結びの言葉に代えます。今回の発表の成否は、部員の総合力とまとまりの強さにかかっていると思っていました。練習時間の取れない中で部員の皆さんは精一杯頑張り、持てる力を発揮できたと思います。また、今回の発表を行ったことによりカラオケクラブの団結が一層強まったように感じました。これは今後のクラブ活動にとって大きな財産です。