9月10日(火)9時、高坂駅に15名が集合し、最初の訪問地岩殿観音正法寺へ向いました。岩殿観音は1300年の歴史を持つ古刹で、鎌倉時代以降この地方の豪族や民衆の信仰を集め大いに賑わっていたという。
- 観音堂
- 千手観音(前立本尊)
- 樹齢700年の大銀杏
- 茅葺の鐘楼
- 運慶の作とされていた仁王像
- 百観音・四国八十八ヶ所の写本尊(参拝と同様のご利益)
今回は東松山市のボランティアガイド(女性2名)さんをお願いしていて、2組に分かれて見どころの多い境内を案内して頂きました。
- ガイドさんの説明に聞き入る
- 楽しい話がたくさん
次に隣接する物見山にあるピースミュージアム(平和資料館)を訪れました。ここは風化しつつある戦争の体験を次の時代に引き継ぎ、戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えることにより、平和に対する意識の高揚を図り、平和な社会の発展に寄与することを目的に平成5年に開館しました。
- ピースミュージアム
- 展望塔からの景色
- 珍しい茸発見!(食用・美味) タマゴタケ
昼食は岩殿観音に隣接する大東文化大学の食堂を利用させて頂くことにしていて、事前の折衝等を利根川さんにお願い致しました。またこの岩殿観音訪問は、昨年も企画していて台風の影響で中止となったのですが、その時は利根川さんと辰巳さんに下見までして頂きました。お2人に感謝です。
食堂は窓面が広く白壁で明るいカフェテリア方式で、気持ちの良い施設でした。
- いただきます!
- 美味しい!
- 私の昼食 ¥627
午後はバスで高坂駅へ戻り東松山へ。駅から5分の箭弓稲荷神社の拝観です。
- 箭弓稲荷神社 拝殿
- 向拝の三条小鍛冶と龍
- 柱の地紋彫り
今年の1月に本殿・幣殿・拝殿が国指定の重要文化財に正式登録されました。この神社の建物に施された彫刻の素晴らしいこと!!スゴイ。
・拝殿彫刻 飯田仙之助(妻沼歓喜聖天堂の石原吟八郎に師事)
・本殿彫刻 小林源八郎正信(2代目石原吟八郎に師事)
- 海老虹梁と手挟み
- 花頭窓の二龍
- 本殿背面 仙人の烏鷺
箭弓神社も東松山市のボランティアガイドさん(男性2名)に詳しい説明をして頂きました。
- 見事な彫刻に驚き
- 詳しいが長い
東松山駅に戻り、若葉駅からバスで坂戸市にある聖天宮に向かう予定でしたが、間違えてひと駅手前の坂戸駅で降りてしまう等、猛暑の中での活動のため疲労が見えてきたので、聖天宮行は取り止め活動を中止し、坂戸駅で解散と致しました(ゴメンナサイ!!)。
当日のクラブ活動は解散したものの「聖天宮」はどうしても一度は見ておきたかったので、思い直し一人で向かいました。若葉駅からバスで10分程のバス停で降りて、少し歩くと見えてきました中国風の派手な建物の屋根が!
- 天門(入口)
- 天門から前殿を臨む
- 前殿
聖天宮(せいてんきゅう)は中国(含台湾)の「道教」のお宮で、日々の道徳を重んじ、善行に報いてくれる最高神「三清道祖」が祀られています。ここを拓いたのは台湾出身の貿易商康國典大法師で不治の大病が治癒したことの感謝と、何人(なんびと)にもこの神様のご利益にあやかれるようにと私財を投じ15年かけて平成7年に開廟したそうです。五千頭の龍が昇ると冠している通り、門・柱・天井等随所に「龍」があしらわれていて、赤と黄(金)を主体とした色調と相俟って異国情緒満載です。
- 本殿の天井
- 本殿正面(三清道祖)
- 本殿
当日は猛暑に加え前日の大雨で湿度が非常に高いこともあり(いい訳?)、2度もミスリードをしてしまい申し訳ありませんでした。活動の時期や行程の時間的余裕等については再検討の必要があると痛感致しました。