7月になり暑い日が続いていますが、ボッチャクラブは川越の「教育センター(旧古谷東小学校)」又は「オアシス(総合福祉センター)」を利用して活動しています。7月23日はオアシスで障害者のボッチャ競技者を招いて練習しました。オアシスはボッチャ競技用のコートがある数少ない体育館でエアコンも整備されている施設です。クラブのメンバーはボッチャ競技を楽しむだけでなく、審判技術力の向上を図り「いきがい大学の授業で取り込まれた嵐山学園と川越学園の”ボッチャに挑戦”」をサポートする予定です。
私たちは、ボッチャ競技を障害者だけでなく幅広い方に知っていただけるような活動を進めています。今回は「ボッチャの誕生と概要」につていお知らせします。
<ボッチャとは?>
ボッチャ(Boccia)は、ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツでパラリンピックの正式種目、全世界で40カ国以上に普及しています。また、ボッチャとはイタリア語でボールを意味します。
日本に取り入れられたのは養護学校の教員がヨーロッパでボッチャに出会い、授業に取り入れようと持ち帰ったとされています。1997年に日本ボッチャ協会が設立され全国に広まっていく事となりました。現在、日本の代表チームは「火ノ玉JAPAN」の愛称で呼ばれ、2016年のリオデジャネイロパラリンピックで混合団体で銀メダルを獲得しました。
<競技の概要>
ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのカラーボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。障害によりボールを投げることができなくても、勾配具(ランプス)を使い、自分の意思を介助者に伝えることができれば参加できます。 競技は男女の区別なくBC1~BC4のクラスに別れて行われ、個人戦と団体戦(2対2のペア戦と3対3のチーム戦)があります。
次回は基本的なルールをお知らせする予定です。