脚折雨乞(すねおりあまごい)とは、鶴ヶ島市脚折地区に江戸時代から伝わる降雨祈願の伝統行事です。80本の孟宗竹と570束の麦藁で全長36m重さ6tの巨大な龍蛇を作り、上州板倉雷電社から持ち帰った御神水で「龍神」に変え、300人に担がれて白鬚神社から雷電池(かんだちがいけ)までの2kmを練り歩きます。池では雨乞いの儀式「池入」を行い、最後は解体・昇天となります。
4年に1度の開催ですが、前回はコロナ禍で中止となり8年振りの開催です。
(写真をクリックすると大きくなります。)
- 脚折雨乞ポスター
- 白髭神社
- 雷電池
8月4日(日)13:00東上線若葉駅に4名が集合(+2名別行動)し、バスで3つ目の雷電池に向かいました。龍神が池に到着するのは15時の予定でしたが、池の周りの最前列には三脚に立派なカメラを据えたマニア達に占拠されていて、仕方なくその後ろに場所を取りました。時間があるので龍神の練り歩きを見に渡御コースを遡って行くと、予定より可成り遠い所で龍神が止まっているのを発見しました。近づいて聞いてみると龍神の左前側の竹が折れてしまい、修繕中とのことでした。
- 龍神 修繕中
- 龍神太鼓の披露
- パブリックビューイングや出店も
その後池へ戻り待機していると、予定より約30分遅れて龍神が到着し、神主や山伏姿の善能寺住職の修祓を受け「池入」が始まりました。
巨大な龍神と300人の担ぎ手に、池の中を雨乞し周回する様子を手の届くような目前で繰り広げられ、その大迫力と伝統を守り続ける地域の姿勢に感動しました。
- 龍神到着!
- 最大の見せ場「龍神池入」
- 雨降れたんじゃく、ここに懸かれ黒雲
- 36m、長い!
- 池入周回もそろそろ最後
- 龍神解体・昇天
猛暑に加え待ち時間も長く非常に厳しい行事でしたが、一緒に帰った人と「見に来て良かったネ!」と話しながら帰途につきました。
別行動となった足立さんご夫妻から、13時から行われた子供参加の「ミニ龍蛇雨乞」の写真提供がありました。
- ミニサイズの池入周回
- 将来は龍神の担ぎ手たち⁉