史跡クラブは活動再開第2弾の「岩槻人形博物館」から近隣の史跡巡りを催行いたしました。12名の参加で東武野田線大宮駅を出発したのですが、2駅先の大和田駅に停車中、足裏にドンドンドンと強い衝撃と揺れが、同時に皆のスマホのアラームが鳴り始めました。震源は茨城県南部震度5弱、当然電車は止まり、車内放送は「安全点検中!」の繰り返し、9:08に停車し2時間経過(皆楽しそうにおしゃべりタイム?)、運転再開は12時を過ぎるとの情報もあり、岩槻迄の1時間超(予測)を歩こうということになりました(時間の都合で1名リタイア)。歩き始めて10分、ちょうど踏切を渡ろうとしていた目の前を電車が通り過ぎ、全員アッ然!! 気を取り直して、ひと駅歩いて電車で岩槻へ。大宮~岩槻は電車で11分、今日は3時間かかって「岩槻人形博物館」へ。2020年2月22日の開業で、人形の町岩槻に人形文化の保存・継承・調査研究を目的として周辺地域の中核をなす施設としてさいたま市が整備しました。
(写真をクリックすると大きくなります)
- 遠かった?人形博物館
- 「雛祭り」開催中
- 天野家の雛段
- 享保雛(西澤コレクション)
- 古今雛(浅原コレクション)
- 古今雛(中井家)
博物館を出て旧日光御成街道を進み、渋江口を右に入った所に川越にもある「時の鐘」があります。今でも1日3回(朝6時・正午・夕6時)時を知らせています。
- 博物館入口の太田道灌像
- 日光御成街道の一里塚跡
- 時の鐘(早咲きの桜が)
次に岩槻城址公園を訪れ、市民会館内のレストランでやっと昼食です。ボリュームのある「名物豆腐らーめん」に満足し、食後は公園内をゆっくり散策する予定でしたが、北風が強いのと、お目当ての桜の開花がまだなので早めに切り上げました。
- 黒門(残存する唯一の城門)
- 名物 豆腐ラーメン
- 菖蒲池八ッ橋(桜の名所、残念)
次に訪れたのは創建が約1,500年前と古く、出雲系の神社で大己貴命(大国主)を祀る「久伊豆神社」です。太田道灌が築城の際に城の鎮守としましたが、現在ではクイズと読めることから勝負運に強いとされ受験生にもてはやされています。その後駅の方へ向い途中、岩槻藩の藩校「遷蕎館」跡に向かいましたが、残念ながら休館でした。
- 久伊豆神社(ひさいず)
- 久伊豆神社本殿
- 県内唯一残る藩校建物
最後の訪問先は、太田道灌の菩提寺「芳林寺」です。道灌は勢力を持ちすぎた為、それを危惧した主君扇谷上杉定正に相模の伊勢原で暗殺され、越生町の龍穏寺と東松山の地蔵寺に分骨されたというが、地蔵寺が火災で焼けた際にこちらに移されたという。
- 芳林寺
- 太田道灌御霊廟
- 太田道灌騎馬像
その後岩槻から大宮に戻り、予定通り16:00に解散いたしました。最初に思わぬアクシデントに見舞われましたが参加者皆、落ち着いて対処し行程や時間調整にも協力して頂き、無事完遂することが出来ました。ありがとうございました。