部長 石井 敏雄
カラオケクラブでは、第3回目のボランテイア活動(慰問)を、10月2日(月)に「大宮・三橋そよ風」にて実施しました。この施設はさいたま市大宮区三橋にある高齢者介護施設で、この施設の慰問はかわせみの会としては前回(7月13日)に続いて2回目です。ボランテイアの参加者は部員5名と友人1名の計6名でした。参観者は入所者と職員の計約30名ほどです。ボランテイアの時間は13:50から約1時間でした。今回の目標は部員に慰問経験を積んでもらうことと、発表内容の充実を図ること、カラオケクラブで練習した成果を発表することの3点です。プログラムの④⑧⑨が例会での課題曲でした。
[出演者] 有住、市野、大西、神田、石井の5名と友人(山崎)
〇慰問プログラムと演技者
①ものまね 井沢八郎の「ああ上野駅」 [石井]
②踊り 「火の国太鼓」 [山崎]
③歌 福田こうへい 「北の出世船」 [有住]
④デユエット 都 はるみ 「ふたりの大阪」 [有住・大西]
⑤フラダンス 「世界にひとつだけの花」 [市野]
⑥踊り 「まりと殿様」 [山崎]
⑦ハーモニカ演奏と合唱 [神田]
「大阪しぐれ」(演奏)・「もみじ」・「南国土佐を後にして」(皆で合唱)
⑧ものまね 五木ひろしの「わすれ宿」 [石井]
⑨歌 石川さゆり「あああんた川」 [市野]
⑩南京玉すだれ [山崎]
⑪ものまね 渥美 清の「男はつらいよ」 [石井]
⑫踊り 「百歳音頭」 [山崎](全員)
※エンデインング⑬出演者全員前に整列・閉会の言葉(山崎)
- ②火の国太鼓(踊り)
- ③北の出世船(歌)
- ④ふたりの大阪(デユエット)
- ⑤世界にひとつだけの花(フラダンス)
- ⑦ハーモニカ演奏(合唱)
- ⑧わすれ宿(ものまね)
- ⑨あああんた川(歌)
- ⑩南京玉すだれ
- ⑪男はつらいよ(ものまね)
◇慰問経験者Aさん(女)の感想
今回のボランテイアに芸達のみなさんと一緒に参加させていただきました。部長さんのものまねで、井沢八郎の「ああ上野駅」から元気に出発進行です。その後次々と踊りあり歌あり、デユエット、フラダンス、南京玉すだれとにぎやかに、華やかに目でも耳でも心でも楽しみ一時間はアッという間でした。ハーモニカ演奏と百歳音頭は、私達もお年寄りの方もみんな一緒に歌い踊り笑顔で楽しいひと時を過ごしました。中には感激のあまりおサイフを出して、私達にチップを差し出そうとする人もいて大盛り上がりでしたが、ボランテイアなのでチップは遠慮しておきました。みなさん声を出して歌い、身体を動かして踊り共に楽しむことが出来て本当に良かったと思います。
◇慰問初体験のBさん(男)の感想
初めて介護施設の慰問ボランティアに参加させていただきました。プロ級の歌やものまねをされる部長さんや南京玉すだれなどの技術を披露される山崎さん達の中に入ってのデビューで、私は歌を歌わせていただきました。30名ほどの聴衆でしたが緊張してしまい、完全に記憶したはずの歌詞も一瞬出なくなる場面があったりもしました。それでも歌い終わると拍手を頂きホッとしました。中には握手を求める昔お嬢さんもいたりしました。職員の方の話では、利用者の方の半分くらいの人は聴覚が不自由だったり補聴器を使用している方もおられるとのこと。それでも皆さん首を振って調子をとったり手を動かしたりして楽しんでいる様子がうかがえてうれしく思いました。介護施設等では、できれば音だけで楽しむより、観ても楽しめるようなお互いが楽しめる時間を作るのが良いことを学びました。また、聴衆の中の一人の男性が音が大きすぎることを訴えた方がいましたが、おそらく使用されていた補聴器がハウリングを起こしたのかなと思います。高齢者の前で音を使用する場合に留意すべきことを学んだりした楽しいひと時でした。
◇慰問経験者Cさん(女)の感想
ボランテイア活動に参加しての感想は?と聞かれたら、ズバリひと言「楽しかった」です。演舞をしている私をジッと見ている入所者の方々の目、眼、目。やさしい笑顔をうかべて、音楽に合わせてリズムをとり、踊りに合わせて手を動かして身体中で楽しんでいる様子が、踊っている私にヒシヒシと伝わって来ました。そして、演舞が終わったら握手を求められて、ほんの少しの時間会場とひとつになれた気がしました。ボランテイアっていつも思う事ですが、「他人のためではなく、自分のためだなあ~」と。なぜなら次はもっと喜んでもらうために「頑張ろう!」と努力できるからです。
◇慰問経験者Dさん(女)の感想
今回は施設で良く歌われている曲を取り入れて演奏しました。皆さんよく知っている歌なので元気よく歌って盛り上がりました。今後も皆さんの要望される曲に応えられるようやっていけたらと考えています。
◇慰問の窓口役友人のEさん(女)の感想
私が紹介された新聞記事を読んで、そよ風さんから要請を受けて慰問を始めてから4年目を迎えました。その間、中身を変化しながら今日まで10回以上の慰問を行ってきましたが、今回は近年になく多彩なプログラムが出来良かったと喜んでおります。まず自分が楽しむ事、また少しでも進歩できるよう日々努力する事、それには心も体も健康でいる事を目標に日々過ごしてきました。川越学園カラオケ部の皆様、これからも共に頑張りましょう。宜しく!
[おわりに]
第3回目のボランテイア活動に臨むにあたり留意した点は、役割分担をはっきりさせて、皆が自分の演技に集中できるように努めたことです。さらに出来るだけ多くの方に出演してもらい、ボランテイアをしたことの充実感を皆で共有したいと考えました。今回のボランテイアの演技はバラエテイに富んでいて、観覧された方を飽きさせなかったと思います。また、参加された皆さんの演技の質は高く、素晴らしい内容であったと自負しています。当初の目標にしたクラブ活動の成果が見られたことはうれしく思います。この成果に満足することなく、さらなる内容の充実に向けて普段のカラオケクラブの普段の練習に励んで行きたいと思っています。